トップページ > 実績・導入事例 > 導入事例 > 東北大学災害科学国際研究所

実績・導入事例

クリスティ製品をご活用いただいている事例を
ご紹介いたします。

東北大学災害科学国際研究所

学際的、実践的災害対策研究の新しい可能性を開く災害科学情報多次元統合可視化システム

災害科学情報多次元統合可視化システム

プロジェクター Christie Mirage WU14K-M 3台


東北大学災害科学国際研究所(IRIDeS)は、2007年に結成された東北大学防災科学研究拠点を前身とし、2012年4月、従来の防災・減災システムでは対 応できない大型災害に対応するための新たな学際的研究集団組織として再編成されました。 2014年11月、仙台市青葉区の東北大学青葉山キャンパスに、今までそれぞれの学問分野の研究室などに分散していた研究組織が1箇所に統合されました。 そして、その1階の多目的ホールに、国内の研究施設としては最大規模の高さ2.5メートル、幅10メートルの大型スクリーンが設置されています。

災害科学情報多次元統合可視化システムの 全体象

災害科学情報多次元統合可視化システムは、3D プ ロ ジ ェ ク タ ー 、3 D イ メ ー ジ プ ロ セ ッ サ ー 、分 析 ・ 推 計 ・ 予 測 ・シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 用 の デ ー タ 保 存 の ためのデータサーバー、データを3次元立体表示 するためのソフトウェアAVS/Expressで構成され ています。データサーバー上の多様な数値データ を、AVS/Expresを使って、1つの表示に重ねあわ せて、3次元に可視化処理し、3Dイメージプロセッ サー経由で大型スクリーンに3次元映像として表示 させます。また、多次元統合可視化システムは、多目 的ホールの視聴覚設備、研究所の所内高速LAN と接続、統合されています。 災害科学情報多次元統合可視化システムを使え ば、データ、シミュレーションといった個々の災害科 学 に 関 す る 研 究 に お い て 様 々 な 可 視 化 が 可 能 に なります。例えば、津波の防潮堤の政策上の問題 に対して、CADで作った防潮堤のモデル、3次元の GISデータの上に配置し、実際の津波をシュミレー ションして、どの規模の津波が来たらどういったこと が起こるか、防波堤の配置を変えたらどうなるか


寺田賢二郎教授

防波堤のモデルを変えたらどうなるかといった研究 が可能になります。利用者は、大スクリーンならでは の臨場感やリアリティを体験できます。 地域・都市再生研究部門の寺田賢二郎教授は、こ うし た デ ー タ の 3 次 元 表 示 の も た ら す 優 位 性 に 関 し て、「特にいろいろなデータを組み合わせて表示し た時に、3次元で表現されることでデータの突出感 が鮮明にでます。3次元というと奥行がでるという印 象がありますが、データ分析、発見という観点から は、この突出感がより高度な没入感を表現するた めに重要になります。」と述べています。

研究施設としては、日本最大規模大型 スクリーンの臨場感

森口周二准教授

この大型スクリーンでは、災害科学情報多次元統 合 可 視 化 シ ス テ ム の 出 力 が 可 能 で 、大 勢 の 人 が 災 害画像やシミュレーション映像を立体視すること ができます。 「画面が大きいということは、非常に重要なことだ と 感 じ て い ま す 。例 え ば 、シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 映 像 で も、大きさがあれば、その場で起こっているような臨 場感、世界が広がっているような没入感が生まれ ます。実際には、この大きな画面は、3つの面を継ぎ 合わせて表示していますが、映像を見ただけでは、 そういったことはまったくわかりません。」と、地域・ 都市再生研究部門森口周二准教授は使用感を語 っています。大型スクリーンの鮮明な3D画像は、3台のクリス ティ社製3DプロジェクターMirage WU14K-Mと 3Dイメージプロセッサー(クラスター)によって実現 されています。クリスティ社独自の高精度、高速なエ ッジブレンディング機能により、3つのプロジェクタ ーからの映像が、自然で全く切れ目のないひとつの 3D映像を10mのスクリーン上に再現できます。

授業の中でも積極的活用

災害科学国際研究所では、教育の現場でも積極 的に災害科学情報多次元統合可視化システムを 取り入れていくことを考えています。「例えば、大学 院の授業の中で、学生の作成したシミュレーション を表示して、他の学生たちと共有して議論をしなが ら、その場でモデルやシミュレーションを改善した り、授業中に共有するなど活用していくことを考え ています。」(寺田教授)。 映像素子に先進の3チップDMDを採用したプ ロ ジ ェ ク タ ー M i r a g e W U 1 4 K - M は 、最 高 光 出 力 14,000センタールーメンを実現しているため、明る い場所でもクリアな3D画像を表示できます。そのた め、先生の講義、学生同士の議論、講義のノート作 成など、通常の授業の活動が自然に行える環境で、 多次元統合可視化システムを活用できます。

異なる研究を重ねあわせて可視化することから 生まれる新しい可能性

ま た 、災 害 科 学 情 報 多 次 元 統 合 可 視 化 シ ス テ ム は、災害科学国際研究所の設立の重要な狙いの 一つである学際的な研究に大きく貢献することが 期待されています。災害科学国際研究所は、災害リ スク研究、人間・社会対応、地域・都市再生、災害 理学、災害医学、情報管理・社会連携、寄附の計7 部門で幅広い研究を行っています。ですが、それぞ れの研究は別々に独立した形で行われるため、研 究成果を統合して活用することはなかなか難しい ことでした。それが多次元統合可視化システムによ り、個々に異なる分野のデータを可視化して、一緒 に大人数で共有し、それぞれの相互の影響、関連 性などを調べることができるようになります。
寺 田 教 授 は 次 の よ う に 述 べ て い ま す 。「 地 図 情 報 (GIS)、津波などの災害情報、人口データなどを、全 てと言った3次元レベルで今まで別個に行われて い た 研 究 を 重 ね て 見 る こ と で 、新 し い 知 見 が 生 ま れてきます。例えば、エリアを限定して、津波のデー タ、年齢別人口データ、土地の利用、地形のデータ など重ねて震災前と震災後で比べてみる、さらに津 波のシミュレーションを重ねてみることで、より精緻 な避難経路の研究が可能になります。様々な分野 の研究データを持ち寄って重ねあわせることで、異 なる部門間での研究の相乗効果が生まれたり、新 しい可能性を発見するといったことも可能になりま す。」。

将来の自治体の災害対策のリアルタイム意思決 定支援システムを見据えて

寺田教授と森口准教授は、この災害科学情報多次 元統合可視化システムを導入のもう一つの狙いを 次のように語っています。「実践的災害対策の一つ の理想象として、災害発生時、自治体のそれぞれの セクションでの責任者が、災害の情報をリアルタイ ムで視覚的に把握し、その場で関連するデータを 使ったシミュレーションに基づいて、刻々と変わる データに基いて最適な意思決定を行えるようにな ったらということがあります。こうしたハリウッド映画 の1シーンのような災害対策を自治体で実現する にはまだ乗り越えなければならない様々な課題が あります。ですが、我々研究者が、まずそういったこ とが可能であることを具体的に示し、プロトタイプ を実現することで、この理想がより現実に近づきま す。私たちは、災害科学国際研究所の研究者は、論 文だけでなく、社会に対して貢献することが求めら れていると思いますが、この災害科学情報多次元 統合可視化システムはまさにその第一歩ともいえま す。」 災害科学情報多次元統合可視化システムのような システムで、リアルタイムデータに基いて、シミュレー ションをしながら、自治体が災害対策の意思決定 を行う日はそう遠くないのかもしれません。

 

▶山東北大学災害科学国際研究所事例PDFはこちら

 

VR・立体視(3D)用 3-chipDLP より小さく、より軽く。高精細・高画質のネイティブ 120HZアクティブステレオ対応プロジェクター。

  • ソーシャルブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップブックマーク
  • Delicious ブックマーク
  • Buzzurlブックマーク

CHRISTIE -クリスティ・デジタル・システムズ-

クリスティ・デジタル・システムズについて 経営理念会社概要グループ構成これまでの歩み採用情報ショールームのご案内
業務用プロジェクター製品
製品名・シリーズ名から探すジャンルから探すシーン・用途から探す
解像度から探す明るさから探す
実績・導入事例 導入事例実績紹介

ニュース一覧メディア掲載情報ダウンロードサポートプライバシーポリシーサイトポリシー奴隷と人身売買の防止に関する声明サイトマップお問い合わせ